Tomo

SaltburnのTomoのレビュー・感想・評価

Saltburn(2023年製作の映画)
4.3
🇺🇸Surrealな世界はRealに飲み込まれる🇺🇸


 
今年1本目は日本未公開アマプラ独占配信
のやつ。
「Promising Young Woman」のエメラルド・
フェネル監督脚本作品。

ビジュ美しいし、サウンドも超good!
これスクリーンで絶対見たい🎞️
良作、良作😊



🇬🇧オックスフォード大学に入学したオリ
ヴァー(バリー・コーガン)は、上流階級
が集う大学では孤独で浮いた存在。

しかし、貴族の家柄で大学では人気者の 
フィリックス(ジェイコブ・エロルディ)
と知り合い、親しくなっていく。

夏休みにフィリックスの豪邸に招かれ、
そこで風変わりな家族を目の当たりに
するが…….


というのが序盤の流れだけど、この流れ
自体◯◯◯なので、これ以上書けない。 

とにかくツイストしまくってて、キレキ
レだけど、ストーリーは狂気の世界🌀


1回観て理解できるけど、2回観ると細か
いシーンにまで伏線張りまくってるのが
よく分かるので、2回観るのをオススメ。



しかしバリー・コーガンは本当に悪い
ヤツだ!

「聖なる鹿殺し」の印象が強すぎるから、
どうしてもそういう目でみちゃうけど、
忖度なしで悪いヤツ。

人間のもつ嫌らしさを演じたら、若手
No.1じゃないかな👏


その他の役者さんも素晴らしくて、

ジェイコブ・エロルディ⇨
クィア好みの色気があり、強気なおぼ
っちゃま感

ロザムント・パイク⇨
トンチキな会話&人のプライベートに
ズコズコ入り込んでくる悪気ない貴族感

リチャード・E・グラント⇨
浮世離れした弱弱しい伯爵感

キャリー・マリガン⇨
ぶっ飛んだ見た目とは裏腹のかわいそう


などなど他の出演者も含めそれぞれクセ
が強い🤣


BLを描いた作品、ではない。
BL感は狂った形で表現されてるけど
ストーリーの軸はそこじゃない。
オープニングの回想シーンがなぜ必要か?
それは全てが明らかになると分かること。


館で裸一丁踊りまくるオリヴァー。
その姿はどうみても悪魔のダンス(⇦狂気
を描いた最大の見せ場)
Tomo

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