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Saltburnのきのレビュー・感想・評価

Saltburn(2023年製作の映画)
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バリー・コーガン🙏ほんとうにずっと観ていたいよ。ディケンズの小説にありそう。。とおもった冒頭(さえない、不幸な貧乏奨学生と裕福でやさしい超貴族、そのとなりにいて新参者を厄介払いしたい幼馴染という三角関係)から、あらあらあら〜という方向(共感から怪物をみる、くるった世界)へと躍進していく様子がなんだかひきこまれてしまった。クィアな要素を取り入れつつ、ホモフォビアにも見えそうでよく考えるとそうとも簡単には切り捨てられない内容に、どぎまぎしちゃったな。血と精液を体内にいれたいという欲望は、カニバリズム的だし、エメラルド・フェネルはセックスという行為を甘美なものではなく内側を崩壊させるものとして使用しているのは「プロミシング〜」の延長のように感じる。吸血鬼映画としても観れるのではとおもったのでたいへんお気に入りになりそう。
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