80点
今回の4Kレストア版再上映での観賞を惜しくも逃した作品をアマプラで。どこかで触れましたが私にとって007シリーズの劇場鑑賞デビューはムーア・ボンドから。それだけにムーアシリーズへの思い入れは強いんです。とにかくR.ムーアの俗物紳士的なところが魅力的で、任務に趣く先々で美女たちを手玉にとる。前任のコネリーボンドのようなスパイ活劇がメインと言うよりも、むしろボンドガールたちとのロマンスにスパイ的要素が加わったのではないかと錯覚してしまう。本作のB.バックに対してもそうでしたが、歴代ボンドの中でも美女たちに対する下心がもっとも透けて見えてスケベ精神丸出しのムーアボンド。そんなムーアボンドが大好きなのです😅
また、様々なギミックを駆使して敵に対峙していくところもムーアシリーズの特徴で、本作の水陸両用車のような大道具もあれば、小道具も充実。後の「ムーンレイカー」ではSEIKOのデジタル時計がピンチを免れるための小道具として使われていたのを思い出しました。さらに、忘れちゃならないのが、リチャード・キール演じる“ジョーズ”の登場。ムーア・シリーズに欠かせない存在かと思っていたら、意外にも本作とムーンレイカーのみの登板で一言も台詞がなかったけど圧倒的な存在感👍寝台列車内でのアクションシーンも見応えありでした😅
