地球外からの侵略者の存在が日常的になった東京。そこで青春を謳歌する少女たちの姿を描いた作品。
仲良し四人組の青春がメインでありつつも、
その裏で、人間の根源的な“悪”の要素を、何気ない素敵な日常に溶け込ませている。
前半と後半で、キャラクターのイメージがガラリと変わる。人間の二面性、社会の縮図、そしてその先にある戦争の理屈。
めちゃくちゃ怖いです。
この浅野いにおさんの見事なストーリー。
これを見事にアニメ化した映画です。
アニメーション・音楽・声優の当て、どこの要素を切り取ってもクオリティが高くて、日本の映画=アニメーションとなってしまう理由が改めて分かる。
すごくすごく面白かった。
ただ、本番はここからだ!というところで終わってしまうので、後章の仕上げが気になる。
日本のアニメーションの価値をさらに上げた良作!