このレビューはネタバレを含みます
退屈な日常の中で生まれる愛と政府の思惑、行き過ぎた陰謀論者の三つが絡み合う物語の完結編。
前章を見た後すぐに原作を既読し、万全の状態で後章を鑑賞。
世界の存亡がかかっているなかで自分の思想を持ち反対の意見を持った人々と対立するという強欲なことをするより本当に重要なことは自分にとって何よりも大切な人を守り、思い続けること。という優しいメッセージを残虐ながらも教えてくれる傑作。
あんなにも残虐な殺戮シーンを描いているのになんでこんなメッセージを
持っている作品だということに納得できるのだろう
世界が壊れていく様が美しくもグロテスク、そして人間の愚かな様が見れる。
何者でなくてもいいから自分の本当に大事な存在のために行動し続ける中川兄弟と大場君
元カノが死んだからというどうせ後付けたであろう理由で世界を救うという目的から世界の新しい秩序になろうとした小比類巻
この対比がエモーショナル
EDのハッピーエンド感は原作のほうが好きだけど、この世界線のおんたんたちの幸せの形がこの終わり方だと思うと素晴らしい終わり方だと思う。
どうやら海外では原作ルートが配信しているようじゃないか。
気長に待つぜ
