☆俺基準スコア：1.9
☆Filmarks基準スコア：3.0
帝都・扇町…
父親の後を継いで貧乏探偵として生きる大辻荘太郎。ある日彼は、馴染みの新聞記者から頻発する集団失踪事件の調査を依頼される。子供大人関係なく、突然数人が一瞬で消えてしまうという不可解な事件。現場の地面には、幾重もの細い轍が残されていた。失踪者の中に未払いの依頼人を見つけた荘太郎は、調査を引き受けることに。噂では、町の地下歓楽街を仕切るギャング「福面党」が関与しているらしい。まずは助手のサキを地下〈クラガリ〉に潜入させて情報を得ようとした荘太郎だが、サキは何者かに誘拐されてしまい……
「クラユカバ」
以下、ネタバレニ曳カレルナ。
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塚原重義さんというアニメーターが見た夢を、そのまんま見せられた感覚。ストーリーは全くロジカルじゃないし、設定の説明もなく、謎の解明というカタルシスもないけど、それが逆に心地よい。実写でこの映画を見せられたらブウブウ文句垂れるところだが、アニメならばアリですよ。大正・昭和初期のレトロ感満載の世界に装甲列車や装脚戦車などのメカニック、モーゼルC96や擲弾拳銃などの小道具センスが加わり、まずまず楽しめました。
神田伯山のラジオリスナーとしては、イケメンボイスで頑張ってる伯山さんを応援する気持ちでセリフ回しを堪能。全然探偵らしくなく、やったことと言えば忘れていた記憶をちょっと思い出すだけという情けないキャラでしたが、新たな活躍も見てみたいと思わせる親近感はありましたね。
