たにやん

ミシシッピー・バーニングのたにやんのレビュー・感想・評価

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)
3.8
偶然「それでも夜は明ける」に続いて鑑賞。また人種差別の話でこれも実話。
こちらはWWⅡの後。1960年代でもこんな人種差別やってたんや。内容は白人と黒人やけど、映画に出てくる差別される人たちを表す文字は「colored」有色人種‥‥。日本人も同じです。
日本に住んでいて日本人である自分には全く経験したことのない「差別」やけど自分が生まれるほんの少し前である当時に、ミシシッピーの田舎に行くと日本人もこんな扱いを受けるという事実は衝撃的です。この「colored」という言葉がいきなりこの映画を身近なものとして感じさせました。この映画の頃からかなり経った1990年代、しかも南部でなく北部であるニューヨークに行った時でも、そこには差別がハッキリとありました。差別は根深く、人間の恐ろしさを考えさせられる映画です。
あと、ジーンハックマンあんまり好きではなかったけど、ちょっと良さがわかりました。役どころがアンタッチャブルのショーンコネリーと被ってる。出だしは「世の中そんなもん。変えられへんよ」から若い上司の熱意に打たれて暴走モード‥‥。共通項は「ゲーハー」。
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