ミシシッピー・バーニングの作品情報・感想・評価

「ミシシッピー・バーニング」に投稿された感想・評価

joker

jokerの感想・評価

4.0
1964年に実際に起きた、
痛ましい事件を基にした物語。

人種差別がまだ色濃く残る時代、
黒人が理不尽な迫害を受けている。

目の前で暴行されているにもかかわらず、
民衆はおろか保安官までもが見て見ぬふりをする。

繰り返される非道で残虐な行為に、
観ているこちらも嫌悪感が募っていく。

これは決して異国の問題だけでなく、
人間の支配欲という根源的な問題に感じる。

ウィレム・デフォーにF・マクドーマンドにマイケル・ルーカーと、若々しくギラギラした彼らがとてもカッコいい。

彼らが真摯に作品に向き合っているのが伝わり、
非常に良かった。

このレビューはネタバレを含みます

11年前ぐらいに兄の勧めで見ました。
2人の刑事・ジーン・ハックマンとウィレム・デフォーのドラマ映画です。

白人至上主義 KKK(クー・クラックス・クラン)に黒人が虐げられて、リンチされたり、焼き払われる当たり前のように人種差別と暴力が起こる描写で目に焼き付いて、凄惨な光景でした。KKKと保安官等に捜査を妨害されても負けずに3人(黒人)の行方を究明し、試みる事と同時に人種差別主義者を追い詰めるジーン・ハックマンとウィレム・デフォーのコンビアクションが凄かったです💫💫✨✨

1964年の夏にこんな出来事があったんですね✨✨✨👍👍👍🌟🌟🌟✊✊✊
Rikako

Rikakoの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ウィレムデフォーわっっっっか!すごいエリート感出てた。
何でこの事件にFBIが出動するのかっていう疑問はあったけど普通に映画として見応えがあり楽しめた。
KKK題材の映画は既に何個か見てるけどどれも理不尽で見てられないシーンが多すぎるけどこの映画が一番それ感じたかも。何でそんな非人道的なことできるんだろうという気持ちしかないしやってる本人たちは正しいことをしてると思ってるのが怖すぎる。警察官もKKKなんだからどうしようもないし救いようがなさすぎる。裁判官もひどすぎる。

自分のメンタルが安定してる時に観ましょう✌️
サン

サンの感想・評価

3.2
いまだに続く人種差別。
肌の色は違っても
同じ赤い血が流れている。
何故わかり合おうとしないのか。

白人至上主義。
この言葉がある事自体
とても違和感があるし
気分が悪くなる。

目には目を。と思ってしまうのは
いけないことなんだろうけど
理不尽なことが多すぎて
正義が平等に降りる日は
来ないのかと思うと
絶望でしかない。

生まれつき差別する人はいない。
やはり、そういう教育をされて
信仰してしまうからそうなるのだ。
アラン・パーカーだから重い!
とにかく重い!

黒人差別はこんなだったんだ!
も描きつつ
娯楽も疎かにしていないのはさすが
その両方を担っていたのがジーン・ハックマン
キャラクターはありきたりなんだけど
貫禄の芝居で磨き上げてる

ラストは一応の決着はあるんだけど
毒を持って毒を制すな物
ラストカットの墓石と言い
最も言いたかったのはコッチだったんだろうな
1964年にミシシッピで若い公民権運動家3人が殺害された実際の事件を題材として、FBIの捜査官コンビが南部に根付く人種差別問題に翻弄されながら解決へ動いていく話。

単純にエンターテイメントとしては興味深く鑑賞できるが、当時のFBIはとてもじゃないが人種差別問題にきちんと向き合っていなかったという批判もあり、映画の内容自体はあくまでフィクションとして捉えるべきだろう。
Newman

Newmanの感想・評価

4.0
2つの点で、興味深かった。一つ目。どんなことでもそれなりに説明はつく(つけてしまえる)。アングロサクソンだけが優秀な民族で、ほかは支配される階級であると。二つ目。しかも、始末の悪いことにそう信じている人は良心に従ってそうだと思っていること。
ジーン・ハックマンが経験に裏付けられた地に足のついた捜査と見えるし、いい演技だったが、私は、ウィレム・デフォーを買う。大学を卒業した、しかもちゃんと経験に裏付けられた刑事ぶりに。あの若いFBI捜査官にどれだけの力があるのか。捜査のために借り切ったモーテルの主人に営業に響くと言われれば、買い取れ。100人捜査官を増やせ。自分の持っている力を充分に使い、さらに信念は曲げない。日本の警察機構の中では、刑事、警官の一人一人が長年の経験と勘を持っているから「よきにはからえ」と、全てを下の人間に任せないとうまく仕事が回らないと聞く。そういうものかと思っていたが、この映画を見て違うとはっきり分かった。今回の事件を解決に導けたのは、決して信念を曲げない(きっと数少ない)捜査官がいたからだ。ただジーン・ハックマンの言葉の端々に、それでは捜査はうまくいかないと言っているようには感じたのだが。
記憶に残る言葉が二つ。「見て見ぬふりをしてた者は皆罪がある。銃を撃った連中と同じにな。我々も皆そうだ」。犯人だった保安官補の奥さん(美容師)(フランシス・マクドーマンド)の「どこへも行かないわ私の家よ。ここで生まれたの、きっとここで死ぬわ。(この町の中にも)分かってくれる人はいるわ。私のパーマが好きな人も」。 
アラン・パーカー作品ということで気になっていた作品でした。映画としては良くできてるんですけど、根幹と言うか大事な部分でうーん、どうにも残念。

そもそもこの事件にFBIが出動するっていうのがおかしな話というか。長官のフーバーは反公民権運動ですもんね。制作当時はそれが公になってなかったのかしら?とは言え、地元警察と戦える存在と言ったらFBIくらいしか思いつかないのもわかるけど。

あと解決の仕方が暴力と脅迫って、やっぱどうなのよ?後半ほとんど東映ヤクザ映画みたいだったよ。まぁ正攻法ではどうにもならなかったのはわかるけど、それで良いのか?そこまでひっくるめての問題提起?かなしい話だね。

それにしてもいまだになくならない人種差別、どうしたもんかね。
MayumiM

MayumiMの感想・評価

3.7
公民権運動家が殺害されたらしいからってどうしてFBIがこんなハッチャキになって操作するのかと疑問に感じないで入られなかったんだけど、ソコは要するに、殺された3人のうち2人がユダヤ人だったというトコロにフーバー長官も無視できないものがあったんだろうなァと(笑)。
ともあれ、昔気質のアンダーソンとTHE FBIみたいなウォードのコンビが愉快。民衆心理に翻弄されながらも、そんな民衆心理を逆手に取って犯人グループを自滅させた点も小気味よかったり。
どうでもいいけど、「指を折ると鼻クソがほじれなくなるぞ」はなかなかの名言だと思う(笑)。

トコロで、ウォードが小綺麗過ぎてウィレム・デフォーだと気づかなかったのはワタシだけですかそうですか。
1964年アメリカミシシッピーにおける、強烈な差別意識と圧倒的な暴力。
その艶かしい描写には、思わず目を瞑りたくなる悍ましさがある。
アラン・パーカーはこのような現実を直視し、ちょっとした役者の表情や立居振る舞いで、この狂気を見事に浮かび上がらせた。
世界中に根強く残る人種差別というものを、改めて考えさせられる一本。
最後にウィレム・デフォーが優秀なFBIのトップを、いかにもなメガネを掛けて演じているのだが、なぜかコントにしか見えず(笑)、こんな真面目なテーマの映画で笑ってしまったのは何故だろう🤣
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