Tatsu

ミシシッピー・バーニングのTatsuのレビュー・感想・評価

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)
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キング牧師が暗殺される4年前。徹底して白人FBIの側から描かれるこの作品は、ミシシッピーという閉じた人種分離地域の悪質に根付いた差別意識を、外部からの視点によって描いている。ハックマン演じる捜査官は南部テネシーの出で、自らもそういった地域に暮らしながらも、外に出て行った人の1人。演出として黒人の人々の1人にも個人的なフォーカスをしなかったり、全体的な編集の平坦さには少しモヤモヤするが、スリラーとしても、80年代に作られたこの映画の視点を見る意味でも、重要ではある。RIP アランパーカー。
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