実際に起きた事故を丹念に描くと映画としての面白味が一切なくなる良い例。この尺でじっくり描いていることから体感映画の意図で作られてると思うので映画館向けですね。
世界的に有名な飛行機事故なため、どう面白くするのかと思ったがただ丹念に描いていただけでした。人間の感情の機微が薄く、もだえてる人間ばかりが映されて退屈。
事故シーンのみ素晴らしく、その他は盛り上がりに欠け、心理的なドラマ、葛藤といった部分が一切ない。映像としては彩度を落とした画面で特徴的だが、わざとらしい広角や被写体に近いカメラと画面が窮屈に感じる部分が多々。
いつぞやこの事件を扱った回の仰天ニュースの方が面白かった記憶。
【総評】
嘘があまりに無さすぎて退屈な作品でした。前評判の割にあまりハマれず、残念