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Ryuichi Sakamoto | Opusのstraighttohellのレビュー・感想・評価

Ryuichi Sakamoto | Opus(2023年製作の映画)
3.0
私の父はピアニストだった。ということで数年前、ピアノ×父親との確執をテーマにブログにて記事を書いた。
「楽器には明るくないが、この映画に興味はあるぞおおおぉん」いう方に一読してほしい

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https://royalpain.hatenadiary.org/entry/2022/04/03/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9A%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%81%A7%E4%BA%BA%E6%A0%BC%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%82%8B%E3%82%8F




劇中の坂本龍一は、難解なパズルを解くように、いつも通り楽譜とにらめっこしていた。作曲は得意なくせに、いまだにピアノは苦手だからミスしないように一生懸命。かわいかった。
そして痩せ細ってしまった身体から絞り出されたダイナミックな和音は、ダイレクトに心臓に届いた。オクターブでの強音の使い分け、ペダルをあえて戻さない手法、これまでで一番好きなパートである。


坂本龍一は、晴れた日に空を見上げたら光の粒が落ちてきて、それを表現できるような曲を作る唯一の天才だった。(日本人枠で)

なんというか、久石譲が工具をいくつも持つ職人であれば、坂本龍一は少ない工具で頭を捻らせる天才型だと思う。


ピアノ弾きたいけど上に荷物置いとるけんクソ面倒くさいな
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