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新解釈番町皿屋敷 お菊寺のオニオンのレビュー・感想・評価

新解釈番町皿屋敷 お菊寺(2023年製作の映画)
3.7
カウントダウンを意味する『数下り』の恐怖体験を映像化した作品。
ネタバレなしで感想を書きます。


■ 数下り 参「呪い写る」
ある意味、一番『数下り』を上手に使った作品だったと思います。
タイトルの通り心霊写真が登場するのですが、写真の気持ち悪さもいい感じでしたね。

■ 数下り 弐「通報者不明の110番」
まぁ、よくある恐怖体験映像って感じでした。
『数下り』要素も、ちょっと強引かなぁと思いました。

■ 数下り 壱「犬屋敷の怪奇」
本作品の一番の見所&怪作。
初っ端から違和感しかない映像が始まり、話が進めば進むほど狂っていく。
想像を超える状況に「私は一体何を見させられているんだ?」と思えてしまいます。
ここまで狂気が充満してくると、もはや『数下り』要素なんて関係ないぐらいです。
コレを見るためにこの作品があったと言っても過言ではありません。


3つ目の話が強烈だったので印象に残りがちですが、あくまで「B級ホラーの面白さ」なので、ハードルを上げすぎずに見ていただけたらと思います。
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