ホラー小説家の平山夢明さんがラジオで語っていたので、興味を持ち鑑賞しました。
これまたヤベー映画!
こんな古い映画なのに、現代に通じるテーマがわんさかと出てきます。
(無関心、戦争と暴力、母親の過干渉、目的もない若者の暴力)
ただエレベーターに閉じ込められるだけではない、主人公の貴婦人は徹底して受身になるしかなくて、次々に現れるヤバい人達にされるがまま、見ているしかできない…
本来、塀の中にいらりべき人達と立場が逆転している点も面白し、この貴婦人もある意味で加害者の一面があるのも練られた脚本やなーと関心。
日常が一変する恐怖があり、属にいう「人間がいちばん怖い」を体現した映画に思えます。