このレビューはネタバレを含みます
友達に誘われ鑑賞
役者さんたちが自ら制作した作品というくらいの予備知識で見始める
キャラクターが魅力的でそれぞれのやりとりも面白く、ばらまいた伏線をきれいに回収していて、限定された空間で飽きさせずに見せることに成功していたと思う
ただ、気になる部分も結構あり
・ある程度想像通りの展開だった
・技術的な部分、撮影・照明・音楽で目に付くところがかなりあって勿体なかった
・もっとテンポや勢いを演出や編集で表現したほうが良かったように思う。もっと掛け合いをスピーディにしたほうがいいんじゃない？と思うところが多々あった。悪い意味でまったりとしてしまっていた
・ゆりの元カレ3人の属性がダメ男なほうに固まりすぎていてもう少しキャラクターをバラけさせたほうが良かったのでは？と思った
・ゆりを出さないんだろうなとは思ったが、出さないことの意味付けをうまくできていたように思えず(あの設定だとチャラい人と付き合った後に堅実な人と結婚した女性という、割と普通の女性像しか思い浮かばないのでゆりがどんな人なのか？というところに興味がわかない→顔が見えてない強みを活かせてない)
・バーを出た以降の展開がやや蛇足感があった
・最後の締めも中途半端さを感じた
自主企画作品として考えるとかなり健闘していると思ったが、どうしても目についてしまうところが多々あり、完全に楽しめきれない部分も多かった
ただ、おそらくかなりの低予算の中しっかりと形にしたことは評価に値すると思う
