アメリカン・フィクションの松藤のレビュー・感想・評価

主人公は”黒人らしい“物語を書きたくないから、それを求める社会に迎合して、らしい物語を書く作家に苛立つ。価値観を押し付ける。

一方、迎合した作家は、迎合することは出来るのに、ひとたび失礼なことを言われると徹底的に反論するし、失礼だな！と思う感覚を持っている。

どの人物も両方に振り幅を持ちながらも、良いキャラばかりでした。

アメリカンフィクションは、フィクションであり、フィクションじゃない。