面白かった。白人への皮肉の部分より主人公と家族の関係にフォーカスが当たっていたように思える。
映画に出てくる黒人は主人公が小説家（＆大学で授業を持っている。教師ではなさそう）、主人公の家族は全員医者、実家の別荘の隣人は弁護士…など裕福な知識層。貧困とは無縁。
「黒人が主人公の物語を読むと黒人＝その主人公と同じ性格のように受け取られる、白人だとそうではないのに」という黒人女性のセリフにとても共感した。私は黒人はいつもどこか白人の無神経な発言にイラついている偏見を持っています。与えられたカードと環境で生き抜いていくしかないよね。
監督も黒人で安心しました。これもまた黒人への無駄な気遣いなのかもしれない。
