提督P

アメリカン・フィクションの提督Pのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
3.1
インテリ黒人小説家モンクが服役歴のあるコワモテ覆面作家に変身。語尾に「だぜ〜」と付け、ワイルド感を演出するのが、まるでスギちゃんのようだった。作品はそんな低レベルの笑いを求めるものでなく、ハイブローかつウィットに富んだ内容であり、細かいネタまですべて拾うのは相応の知識を要する。とはいえ、「黒人あるある」ネタをつなげただけという批判も致し方なく、映像作品としてもあまり面白みはない。最終的にはメタに逃げちゃったのも不満ではあった。ただ年間ウン十本の作品を鑑賞するようになると、この作品の存在は一服の清涼剤のようにも感じられる
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