第96回アカデミー賞で作品賞・主演男優賞・助演男優賞・脚色賞・作曲賞の5部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した作品。
映画館ではなくAmazon Prime Videoにて独占配信。
配信というのはもったいない気もするが、家で周りを気にすることなく大爆笑しながら観れたので配信で良かったのかも?
脚色賞を獲得したことに納得しかない素晴らしい脚本でした。
チャップリンの「人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇である」という名言がありますが、これを映像化したお見本のような映画。
映画前半は主人公モンクに感情移入してどんどんと困難に巻き込まれるさまに可哀そうになるのだが、後半から視点が外部になり彼がドタバタするさまに大爆笑となる。
ステレオタイプを利用した映画は「グリーンブック」や「ゲットアウト」など数々あるけど、それに加えて「リアルとは?」を問題提起しているような作品でしたね。
これからレビューを書くときは本人がゲイの監督だからリアルだ!とか、本人がユダヤ人で迫害を受けていた脚本家だからリアリティーがある!とか
そういうことを書くのは注意しないといけないね
生い立ち自身がフィクションかもねw