Harigane

アメリカン・フィクションのHariganeのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
3.7
りんりんとの同時鑑賞🌟
皮肉たっぷりのブラックユーモア作品でした😄

<あらすじ>
黒人小説家のモンク(ジェフリー・ライト)は自身の書く小説が売れず、しばらく作品を世に出せずにいた。
姉のリサが急死し、母親もアルツハイマーになってしまい人生の岐路に立たされたモンクは、半ばヤケクソになり、風刺のつもりで思いつく限りの黒人の物語を書き上げるが、それが思わぬ高評価を得てしまう。
自分のポリシーに反する小説を書いてしまったモンクは何とかしてその小説の存在を消し去ろうとするも、彼の思いとは裏腹に本はベストセラーになり、映画化まで決まってしまう・・・

<感想>
アカデミー賞で5部門(脚色賞、作品賞、主演男優賞、助演男優賞、作曲賞)にノミネートし、脚色賞を受賞した今作🏆✨
日本では劇場公開していないのは残念ですがアマプラでの配信は嬉しいですね😁

黒人小説家のモンクは自身の主張する作品が評価されず悶々とした日々を過ごす。
ある時彼がやけになって執筆したベタな黒人物語を書くと、それがまさかの大ヒット🎯
自身で執筆した小説とはいえ、納得のいっていないモンクが焦っていく様や、身元を隠して架空の人物になりきる様などはなかなか面白かったです😊

自身が書いた小説の発売を阻止する為にモンクが提案した本のタイトルは、「F*CK」😳
これには相手の担当者もひるみますが、逆に凄いセンスだと気に入られてしまう🔥
一度レールに乗ってしまったら、何をしようと裏目に行ってしまうものですね🔀

本人が伝えたいことと、世間の求めているもののギャップ。
表現方法次第ではシリアス路線にも出来たであろう設定ですが、ユーモアを交えた皮肉めいた演出はとても観やすかったです😊

「アメリカン・フィクション」というタイトルもなかなかセンスを感じて好きでした✨
Harigane

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