ひな鳥ピヨー

アメリカン・フィクションのひな鳥ピヨーのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
3.1
喩えがジョニー・ウォーカー
確かにジョニブルは美味しい

現代アートとかもさ、芸術家の人物像を作り上げて背景や解説を付け加えて一つの作品にしているところあるから同じっちゃおなじ

誰がどの立場で言っているのかその発言はどんな意図があるのかって重要だけどディテールで見ているところは確かにある。
純粋に作品の中の文章のみで評価されたらいいけど、その良し悪しとか基準って感性だったりするし曖昧だからねー

清純誠実で売っていた俳優の下衆なスキャンダルで作品自体を楽しめなくなったりするから、覆面作家としてそれはそれで隠し通してくれたら理想も失望もしなくていいのかも。

ノンフィクションって言うから問題になるだけで演出や"風"って余地残せば戦略でエンタメだよ、たぶん

背に腹はかえられぬ

弟は悩んだり葛藤しているのに兄ちゃんはゲイであることを盾に好き勝手やっているのが逆に図太くて自由だなーと思う。
黒人女性作家さんもだし"女の涙は武器"みたいに弱味こそ武器に利用できる人は強い、だからそこも皮肉として登場させて描いているんだろうね