原作の魅力を世界的に、より現代的に、見事に作り替えた!
昨今、原作ものやリメイクのあり方について議論が絶えない中、個人的にこの作品の在り方は賛同できた。
主人公がゲイの男性であることから、彼の傷ついた心をより深く、分かりやすく伝える。家族の間に漂う日本版の独特の感じとも異なる、空気感も個性的だ。
しかし、重要なエッセンスはラストに至るまで保たれていて、ファンタジーの描き方も含めて原作へのリスペクトを感じる。
ちょっと生々しいセクシャルな描写は苦手な人もいるかもしれないから、人と観に行く時は相手を選ぶ必要があるかもしれないことだけ、老婆心ながらメモしておきたい。