・疎外感とめぐりあい、新旧の価値観のすり合わせ、理解と和解、それらすべてが噛み合ったときの大いなる救いについて、そして救われなかったひとたちのことも抱きしめる物語。
・この作品を一緒にみるべきひとが…
山田太一の原作小説から主人公のセクシャリティがゲイに変更され、オープンリー・ゲイであるアンドリュー・ヘイ監督のパーソナルな解釈が色濃く反映されていた。
主人公がゲイであることを両親にカミングアウト…
幼い頃に両親を亡くし、天涯孤独で同性愛者の主人公が、かつての生家を訪ね、生前の姿をした両親と再会するお話。
自らが同性愛者であることや、彼氏がいることをカミングアウトするが、古い価値観のままの両親…
このレビューはネタバレを含みます
クィアという言葉を初めて知った。既存の性のカデゴリーに当てはまらない人々の総称。
受け入れられる世界になってもやっぱり異人と捉えられてしまう世界。
ケタミンも。麻薬だそうだ。
両親の事故から立ち直…
幼い頃から孤独を抱えたまま大人になった私には、心に沁み渡る作品でした。
心の傷ごと抱きしめてくれる人たちがいたら、もっと楽だったのか。
主人公が幸せでいて欲しい。
ただ願った。
寂しさは暖かな優…
孤独の静けさに慣れていたはずが
同じマンションに住むハリーに出会って昔のことを思い出す
子供の時に住んでいた家
足りなかった家族との穴を埋めるように
両親の存在にのめり込んでいく
後ろめたい自分がい…
ひとつひとつの場面がどれも情感たっぷりで、ああこれは小説だったらどんな表現をされてたんだろうとか、思いながら観た。
特に前半なんて本当に静かで、だからこそ自然のカットとか、古い家とか、そういった…
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