学生の頃、研究室でお世話になった先生のご専門だったことから縁があるゴダール。『軽蔑』をまさか劇場で観られる日が来るとはちょっと想像していなかったので、公開後なるべく早く足を運ぼうと決めていました。
なんといっても色合いの美しいこと。カプリの海、マラパルテ邸の鮮やかな外壁、真っ赤なスポーツカーに真っ赤なタオル、青いヘアバンド、ブリジット・バルドーのブロンド。
とはいえ学生の頃から睡魔に負けずに見られたためしのない前半、レストア版でもそれは変わらず……笑
わたしにとって『軽蔑』は、物語やそこで繰り広げられる会話を楽しむより、画の美しさを感じるためにみる映画のようです。