笹坊

華岡青洲の妻の笹坊のレビュー・感想・評価

華岡青洲の妻(1967年製作の映画)
4.1
久しぶりに鑑賞後に余韻が抜けなかった作品
悲しさ、切なさ、哀れみ的なドロドロした感情だけど、何故か胸糞ではないのは一面の毒花畑と神秘的ともいえる音楽のせい?
高峰秀子は常識的な姑だと思うし、女同士の闘いというよりは、身を犠牲にする女が美談とされ、それによって名声を手に入れる男という家父長制のグロさを感じた
杉村春子のさばさばした語り口が良いし、クレジットシーンがこの時代らしくなくてかっこいい!
猫、本当にやったのかな?少なからず猫の呪いは制作関係者に及んでいることでしょうね〜
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