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サンクスギビングのMYNAMEISSHINGOのレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
3.4
これはdisとかではなくて、65点ぐらいの映画なんだろうな〜と思って観に行ったらちゃんと65点ぐらいの映画でした。それが低いとか高いとかではなくて65点で正解の映画だと思う。
タランティーノ×ロバートロドリゲスの『グラインドハウス』のフェイク予告から生まれたって時点で最高のエピソードなんだけど、そのエピソードと、あの殺人大喜利的な最高に楽しそうなフェイク予告に応えるような内容ではなかった。
グラインドハウスというよりはテイストとしてはスクリームとかにかなり近かった。

内容としては、映画の軸がショックシーンなのかサスペンスなのかそのどちらにも振り切ってないというかどちらとも中途半端な印象だったし、サスペンスに関しては意外に主張してきていてちょっとかったるいぐらいだった。もっと内容無くてもいいぐらいだった。
ショックシーンに関してはそれでも印象的なシーンはあって、最初のスーパーマーケットでガラスの破片で首を切るシーン、本編とはあんまり関係無いのにフェイク予告の名シーン”トランポリン”を入れてくれたところ(フェイク予告からだいぶえぐさが無くなっていたけど)、パレードで運転手の顔に棒?がブッ刺さるところ(その後血がブシャブシャと飛び散るところもよかった)、耳ブッ刺されてキーンとなるところ などは印象的でよかった。
それと、ブラックフライデーセールをシニカルに描いたオープニングとそこからタイトルバーン!って感じはすごいよかった。そこで期待値が上がったけどそこから段々尻つぼみだったなと。
でも最後にMISFITSが流れるエンディングはかっこよかった。ずっとあのエンディングみたいなテンションの映画だったらよかったのにな。

あとR-18はもったいなさすぎる。中高生のカップルとかグループがワーキャーしながら観てほしい映画だった。
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