オーメン：ザ・ファーストのMYNAMEISSHINGOのネタバレレビュー・内容・結末

とても人にすすめられないけど、かなりパワフルでよかった。

まず全員(主人公含め)顔が怖い。登場人物の雰囲気からしてずっと悪い予感しかしない感じが非常に厭だった。
BGMも超怖い。これは劇場で体感するべき音響。これのおかげで恐怖がかなり増してた。

怖いというより不快なシーンがかなりパワフルで、出産のシーンはかなりきつかった。
久しぶりに画面から目を逸らしながら薄目で観るはめになった。
他にもすごく細かいところでいうと、”髪”が気持ち悪かった。
クラブ明けの朝目覚めるシーンでの髪が意思を持ってるみたいに広がってるシーンがなんかすごく気持ち悪かった。日本のホラー漫画にもこういう髪の表現があった気がする。

主人公の女優さんすごかったな。
特に後半覚醒？するシーンの悪魔憑きの演技、あの動き本当に怖かった。
動きで怖いって思わせるのって本当すごい力がいることだと思うからあの演技は本当にすごい。

個人的に唯一微妙だなと思ったところは、
オリジナルでもそうなんだけど、親が山犬という設定。
宗教的な価値観もあるのか、この設定は現実離れし過ぎててなかなか理解出来ないしちょっと冷める。(山犬？？ってなるし、仮に本当に山犬だったとして人間(の形をした)の子供が産まれてくるイメージが湧かなすぎる。)
せめて現代版にアップデートして、山犬や悪魔の存在をメタファーとして使って、その正体は”実在する何か”と表現してもよかったんじゃないかなと思う。
今回出てきたクラブで出会った相手ってそういうことなのか？と少し思ったけど多分違うよね。

あと鍵ゲットしたとき謎にRPGみたいな効果音流れたのはちょっと笑った。


色々書いたけど、劇場で観れてよかった。
リメイクのサスペリアあたりが刺さった人はとても刺さるのではないでしょうか。(その逆も然り)