ジャッキーケン

エイリアン3のジャッキーケンのレビュー・感想・評価

エイリアン3(1992年製作の映画)
3.5
神映画2のその後のストーリーとしてエイリアンシリーズからなかったことにされようと常にターミネイトされかけているエイリアン3

なんと監督はあのデイビッドフィンチャー
でもフィンチャー味は死体を解剖するところぐらいしか感じられないフィンチャー度20%ほどの作品だった

なにが残念かってリプリー以外の人気キャラ全員殺すという「ターミネーターニューフェイト」におけるジョンコナー殺しみたいなことしちゃってるから最初から萎える
ヒックス死亡、ビショップ機能停止、2で助けた女の子死亡、たまたま漂着した囚人だらけの惑星でゼノモーフと対峙する

2の生き残りキャラが「俺はいいから先に行け!」的な展開とか用意されてれば燃え上がるんだけどはなから死んでるし、しかも本家ビショップはクソ野郎だしキャラクターの使い方が残念
リプリーと良い感じになるクレメンスの退場も早すぎやしないか!って思った

今度は戦争だ!だった2に比べたった一匹のゼノモーフを相手にホラー先行で描く闘いは1に原点回帰してるしキャラが濃いようでみんな同じようなキャラの囚人たちがクライマックスに見せる「全員囮作戦」はゲームで死にまくった「エイリアンアイソレーション」のトラウマを蘇らせてくれるなんとも罪深い作戦だ

ゼノモーフと共に苦楽をともにしたリプリーに衝撃的な事実が!溶鉱炉がラスト舞台ってのもあって「ターミネーター2」感が拭えないサムズアップ溶鉱炉

エイリアンとしては悪くない映画
ただ2が好きな人とかは激おこ映画
人気キャラ俳優がスケジュールかなんかで出演できないからとりあえず殺しとけみたいなダメなハリウッド映画続編の典型