危険な囚人たちが暮らす、灰と煤にまみれた世界。
不時着したリプリーを待っていたのは安息ではなく、さらなる絶望だった…。
誰よりもその生き物を憎み、戦い続けた彼女が下す衝撃の決断。
もうね、心の底から思う。
地球に帰らせてやってくれ…。
携わる人によって持ち味が変わるのがエイリアンの面白い所ではある。
しかし、今回は2好きな人にとってはなかなか酷な展開だったんじゃない?
積み上げた期待をぶち折られた感がスゴい。
ただね、それに対してゾクッとする部分もあるんだよなぁ~。
悔しいような、嬉しいような、なんとも妙な気持ち(笑)
囚人たちの個性と人間の本質にせまるかのような視点がサスペンス映画を思い起こさせる不思議なSFだった。
最初は慣れなかったけど、徐々に馴染んでいって面白くなっていったかな。
鉄と泥臭い世界観は個人的に好き。
設備内部の構造が複雑すぎて、よく分からなくなってしまうのがちょっと惜しかった点。