ヨーテボリ映画祭にて。
ダークさ無しの「TAR」のようだった。比較されそうだな。
若手指揮者エマが、自身のレベルアップ、エージェントでもある父との緊張関係、恋人でチェロ奏者でシングルマザーのナエルとの関係の間で苦悩し心理的にも身体的にもじわじわ追い込まれていく。
といっても心理スリラーになるほどの緊張感はなく、ひたすらエマが悩んでじたばたする姿を見守る映画だった。
エマがイヤな人ではないということが「TAR」と決定的に違う。
自らがドツボにはまっていき、モヤモヤから抜け出せない、そんな彼女が彼女なりの克服を感じさせるシーンに安堵。
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