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Mademoiselle Kenopsia(原題)
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『Mademoiselle Kenopsia(原題)』に投稿された感想・評価

[カナダ、廃墟に流れる隔絶された緩やかな時間] 70点

ドゥニ・コテ長編最新作。好きでも嫌いでもないがなんだかんだ毎回新作にエンカウントする監督界の代表格。本作品はまず10分ほど廃墟の空間をひたすら捉えるシーンで幕を開ける。何もないホール、アパートの部屋らしき一角、階段から見える廊下、様々な場所で小さな音が反響し重なり合い、止まったような時間に流れを与えていく。すると、ここで生活しているらしき女が現れる。彼女は電話を通じて誰かと話す、という体で時間の流れの中における人生について語り始める。その内容は堂々巡りしているような、何かを言ってそうで何も言ってないような感じで、しかも言葉による二重の説明になっているのだが、居住者が去ってからそこまで日の経っていない"綺麗な"廃墟に流れる時間と予想される未来、そしてそこを徘徊する女のある種神秘的な存在感と、この曖昧で迂遠な言葉遊びは絶妙にマッチしている。礼拝堂でいきなり出てくる愛煙家の女が主人公の女に対して"空間は我々抜きで満たされている"と発言するのは、情景の形而上学的な言い換えであり、彼女たちの存在が目に見える幽霊のような、時間の外側にいる存在として可視化されていることも示唆される。監督の旧作『ゴーストタウン・アンソロジー』も似たような、死んだ人間と生きてる人間の境界が曖昧になる作品だった。どちらも主演はラリッサ・コリヴォーなので、寧ろ彼女をそう撮りたかったというのが近いのかもしれない。とはいえ、この手の作品にしては言葉が多すぎる気がする。廃墟の情景が似通ってたから不安になったのかもしれないが、もっと廃墟の可能性を信じてあげてもいいと思う。