映像は素晴らしい。
お洒落なイラストをそのまま動かしたような、魅力的な線のタッチと色彩のアニメーションは本当に良い。
むちむちもっちもちな猫もめちゃくちゃ可愛い。
猫の肛門がしっかり描写されてるのも良い。
映像はよかったけど、
ストーリーが私には駄目だった。
私には合わない。not for me。
見終わったあと、気分が悪いくらいだった。
これがユーモアとして楽しめる文化もあるのだろうけど、私は到底受け入れられない。
父親の思い出のチキン料理を今日作りたいという理由だけで、周りを巻きこんで大騒動を起こす。
コメディとしてはよくあるタイプのストーリー展開だけど、
主人公の母娘たちの、とにかく自分が自分がで、周りのことお構いなしで、自分たちの目的のためだけに行動して、全く悪びれずにいるのが本当に無理。
そんな母娘のことをちゃんと叱ってくれる伯母が、悪者扱いされてるのも気分が悪い。
私が姉だから、つい伯母側に感情移入してしまうのはあるけど、本当にあの母娘は伯母のことを何だと思っているんだ。伯母かわいそう。
最後、なんの反省もけじめもないのに、大団円でめでたしめでたしになってるのも受け入れがたい。
でもフランスのお話ってこういう系のたまにあるから、ほんとに文化の違いなんだろうな。
私は楽しめない。
