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ロボット・ドリームズのnoborushのレビュー・感想・評価

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)
2.0
ロボット・ドリームズ 2023年作品
4/10
Robot Dreams
パブロ・ベルヘル監督脚本
人間はいなくていろいろな動物が人間のように住んでいる世界。
マンハッタンに暮らす主人公(犬)は一人で寂しく暮らしていたが、ロボットを
注文し、二人で楽しく暮らす。
主人公ととロボットは海水浴へ行き、ロボット は錆びついて動けなくなる。
主人公が修理すべく海水浴場へ戻るが、シーズンオフのため閉鎖され、
ロボットは砂浜に残される。
ロボットの擬人化、パートナーという点では、日本はアトムやらドラえもん
やらで、大昔から慣れ親しんでいるし、
映画作品でも「ショート・サーキット」「Brian and Charles」があるわけで、
取り立てて珍しくない。
基本的に日本人はものに魂が宿ることをすんなり受け入れているので、
本作の中途半端さが不快に感じた。
主人公は海岸に置き去りにしたロボットのことを時々思い出すが、
一人は嫌なので、あちこちのアクティビティに参加して、人との繋がりを
持とうとして、失敗を繰り返し、結局別のパートナー・ロボットを手に入れる。
そんな主人公に全く共感出来ない。
その間ロボットは犬のことを思いながらけなげに生きているのだけれど、
「幸福な王子」とか苦手な自分には本当に辛かった。
ものに思い入れが無かったり、共感の足りない人には丁度良いと思う。
自分には合わなかった。
作画も特に観るべきものでは無い。
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