自然の中で長い歴史の中で雪豹と共生してきた遊牧民は訴える
法律的に守られてる絶滅危惧種の雪豹は
大事な羊たちをこんなに噛み殺してもゆるすべきなのか
共生ってお互いが時には不利益を被ることが入れ込み済みだとしたら
不利益を被った時でもゆるし合う寛容さだけでは成り立たないかもしれない
その不利益が受け入れられる許容範囲を超えた時には怒りを制御できないこともある
それをいわゆる法律という第三者に取り締まられては怒りは憤りに昇華していくことすらある
雪豹も遊牧民も同時に守られる道はこの先どのように探られていくのか
自然と人類が共生していく道において問われている知恵に共通するかも
それはともあれ何よりも
雄大の雪山を背景に
雪豹とラマさんが通い合うシーンや
雪豹の親子が通い合うシーンには
温かくぐっとくるものを感じた
P.s.
正直グランプリ受賞ほどの魅力は感じなかったけど
チベットが舞台でチベット語がメインでペマ・ツェテン監督の最後の作品という意味で
事前情報なく鑑賞できたのはある意味サプライズだった
