teramovo

勝手にしやがれのteramovoのレビュー・感想・評価

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
3.7
窃盗暮らしのミシェルとアメリカ人女性として自立を目指すパトリシアの恋愛劇。

パトリシアの部屋でミシェルが抱きたいとゴネ続ける様が現代にも通ずる男女の攻防戦だった。関係は重いけど軽くて、純愛のようで、そうでなくて、しかし求め合っている。
パトリシアの理性と本能的な考えが揺らめく姿は美しかった。

フレーミングは気狂いピエロより好きだった。手ブレはすごいけど、後部座席を映しながらミシェルの動向も収めてくるし、裏側の存在が消える時間が多かった(映画を観ててカメラマンを感じる時間が少ない)。

縞模様のワンピース可愛かったしベルモンドはかっこいいなあ
teramovo

teramovo