昔の名作。
テンポ良い会話と場面展開でサラッと観てしまった。
モノクロの映像と綺麗な景色がオシャレ。
パトリシアの美しさとなぜ惹かれるという男女の不思議な関係を映し出している。やってることはマズイことばかりだけど、最後はさっさと死にたいんだ！最低でいいさ！と投げやりがカッコ良く映らなくもない、不思議な魅力だ。
と言っても盗みや殺しや人に迷惑をかけるのはダメだ！なんだこの勝手な男は！としか思えない、どうしようもない男に苛立つ。
最後は意味深い。自分が「最低」ってわかっていたのか。「君が最低」とツワってしまったのか、最後まで勝手な男だ。でも女は想いが引っかかっている微妙な余韻が残っている。
惹かれながらも最後は彼女も密告して良かった。
なんだか夢の中の出来事のようなお話。
人の好きなように生きたいという願望を映し出しているのだろうか。
