岩城滉一さんだから、素敵な老人として描かれているんだろうけど、現実を明るく、基本的に周囲の人たちも良い人ばかり。
社会の様々な問題を提起しつつも、ちょっとのすれ違いだったということ。
これから社会に多々起こる問題、そして本当に大事なことは何?と問いかける感動作。
現役世代も彼らなりに頑張っているのはわかるけど・・。
自分達に不都合がないようにと先手をうつけど、必ずしも相手によって良いかは別の問題。そして、はっきり文句も言えない父。バランスボールで怪我したとは言えなかった。
何も言えないと決定的なリスクが潜んでいると示していたようにも思う。
水泳がきっかけでつながる機会が得られたということ。
素敵な老人でなかったら、こんなつながりにもならなかったのではないかなあ。
近所の犬を抱えた男性を高齢者とペットという問題を提起していた。主人公の申し出に安堵の笑顔が印象的だった。
迷惑かけたくない、と無理をしすぎるのもかえって大変なことになる。
小さな対策の積み重ねが大事。それは本当に相手のためになっているのか。
言う、聴くが大事だ。
でも自分だったら、やっぱり幼稚園生みたいな(に見える)運動をさせられるのは嫌だなあ。少々認知症が入った人向けにしか見えなかった。とても大事なことであるのはわかるのだけど。