「最近なんか面白い映画ある？」と聞かれたら自信を持って真っ先に勧める映画です。
沖縄のカラッとした暑さを感じる世界観が
どこか日本でないような、東南アジアのような非日常と鬱屈さを増長させてます。
妖艶でサイコパスな岡田将生、最高です。
羽村仁成くん、すごすぎませんか？あの思春期の不安定さ、少しの幼さと大人っぽさと知性を相手によって使い分けるその器用さに感服しました。今後凄いことになりそうな俳優さん。
若さと知性で挑む殺人犯との駆け引きから想像もできない手に汗握る展開。
親と息子、大人と子ども、貧困と裕福、個人とチーム、家族愛と自己愛、恋愛と友情...さまざまな二項対立が全編通して絡み合い、止まらない緊張感。
数学が得意っていう設定から、両者の緻密な駆け引きが秀逸。朝陽の誤算、いわば計算ミスが他者からの愛情というのも納得。
