このレビューはネタバレを含みます
ハン・シュアイ監督『緑の夜』ファン・ビンビンとイ・ジュヨン。イ・ジュヨンは『梨泰院クラス』のシェフ役が好きでした。
クリスマスイブまでの三昼夜にわたってふたりの女性が疾走するロードムービー。ノワールなテイストですが、残虐描写がものすごく苦手な私でも大丈夫でした。
セリフの端々や小道具によって先々の展開がなんとなくわかるようになっています。ここは監督の技で。またふたりの女性の過去が、カットバックは使わずになんとなくわかるように作られているところも技です。
緑の髪、素足、毒々しいトッポギのオレンジ色やボーリングの球、作品のテーマにもなっている韓国のキリスト教の十字架や布教メッセージ、クリスマスツリー、手持ちカメラの海鮮市場の生々しさ……見終わったあと、映画で描かれていたものを指を折って数えあげたくなりました。
ところでこの映画を見た方、内容について確認したいところがあるのですが……
