このレビューはネタバレを含みます
《ありふれた教室》
どこで間違ったんだろう・・・
何がいけなかったんだろう・・・
盗難があいつぐ中学校に着任した若手教師のカーラ
生徒を思い、同僚を思い、
真実追求のために良かれと思ってやった小さな行動が
いつの間にか、取り返しのつかない大きな問題に
終始ヒリヒリと張り詰めた空気
子供や同僚の言葉が、時にナイフのように突き刺さる
カウンセリングの先生に声をかけられた時
「ハグしてほしい」という姿が印象的
本年度アカデミー賞国際長編映画ノミネート
「ありふれた」とは、
どこにでも、誰にでも起こりうる、という意味だろう
そして、
原題では教室ではなく「職員室」
仕事でも学校でも
社会にいれば誰にでも起こりうる
綱渡りのような人間関係の危うさを見事に表現している
#ありふれた教室 #ドイツ映画 #アカデミー賞ノミネート