笑うポメラニアン

ありふれた教室の笑うポメラニアンのレビュー・感想・評価

ありふれた教室(2023年製作の映画)
4.1
ひとつの選択でドミノ倒しに事態が悪化していくけど、主人公の選択が間違っていたかというと場合によるのでもはや何が正しいかずっと問われ続ける2時間45分。「教室は社会の縮図」を見事に再現されていた。主人公が見聞きしたことだけが情報の全てという状況で正しさの多様さを見せつけ、己の価値観や先入観と向き合わされる。社会問題の提起としてもエンタメ作品としても楽しめる上質な学園ミステリーだった。ラストはほんとに観る人の解釈次第。画面の色彩が良かったな〜 上半期ベストかも