四畳半

ありふれた教室の四畳半のレビュー・感想・評価

ありふれた教室(2023年製作の映画)
4.3
劇場で鑑賞

冒頭の「1と0.999•••はイコールか否か、その解答は主張か証明か」という問いがこの映画を端的に象徴している。
安易な主張と不可能な証明によって雪だるま式に膨れ上がる疑心暗鬼。
論理的証明では解決できない人間心理の複雑さは学校という舞台も合間って世界の縮図。

この映画を観て改めて教師という職業の半端ない大変さを痛感する。
ゼロトランスではままならない現代社会、教育現場はこれからどうするのだろう。
四畳半

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