yaya

オールド・フォックス 11歳の選択のyayaのレビュー・感想・評価

4.8
えーーーなんか、すっごい好みだった。
劉冠廷と白潤音の親子のやりとりが良すぎて、引き込まれた。

親子て血は繋がっていてもどうやっても別人格で、互いに影響をされても変わることのない性質って絶対にあるのだけど、それを受け入れる過程が描かれていて。なんか子供って怖いよね〜その真っ直ぐさが恐ろしくもある。
最後の「我知道了」にはほっとして涙でた。

所謂ほんとに悪い人は居なくて、皆時代に翻弄されて、ちょっとずるくて。その塩梅がまたいい。
観客の、本との悪人はいないと思いましたとのコメントを受けて監督さんが「この作品を見て、ほんとに悪い人がいないと思われたなら、それは私にはこの世界がそう見えているからです」てコメントに全てが詰まってる気がした。
 
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