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白日の下のcozyのレビュー・感想・評価

白日の下(2023年製作の映画)
3.0
世の中にはいろんな正義が存在する。記者である主人公は真実を報道するという正義、ケアホームの所長は自らも同じ境遇の者として守りたいという正義、弁護士は被害者が公の場に晒されることを回避するために守るという正義。
立場によって正義は変わる。犯罪を起こすことは正義のためであっても許されることではない。犯罪を暴いてもみんながみんな感謝するとは限らない。思うように行かないことの方が多いのだ。正しいこととはなんなのか、この事件を通して考えさせられる。
作曲家の方は画面に映っているのが男性であるか女性であるかで劇伴の楽器を変えたり、イタリアでエンニオモリコーネが作ったスタジオで音取りをするなど強いこだわりを感じ、プロの仕事だなと感心した。
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