畑が駄目になりそうで必死に何度も遠くまで水汲みに行くジャン。
思い描いたプロヴァンスでの自然に囲まれた新しい生活と現実の厳しさのギャップ、奥さんと娘を養う立場…その焦燥感からお酒が増えるジャン。
見ていてつらくなる。
カーネーション畑をするために泉を埋めて土地を狙うウゴランも、ジャンと仲良くなってしまってジャンの結末に号泣したり、ウゴランの叔父さんも老獪なんだけどジャンを手助けしたくなるような表情を見せたりと悪役たちもそんなに悪い人間じゃない。
ジャンも勉強家で色々計画して力仕事も頑張るんだけどなんかちょっと抜けてる。
イヴモンタンとジェラールドパルデューら演じるとても人間味ある登場人物たちとプロヴァンスの風景が魅力的でした。