キャロライナ

一月の声に歓びを刻めのキャロライナのレビュー・感想・評価

一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)
3.5
シネ・リーブル池袋の試写会にて拝見。

自身の体調のせいもあり、途中意識が途絶えつつも上映終了…正直、物語が繋がっていない部分もある中、ティーチインへ。

上映後の視聴者からの質問と三島監督とのやりとりを通して、作品への理解を深めることができたと思う。みなさんの質問が素晴らしく、映画を観るにあたっての着眼点は学ぶところが多かった。三島監督からの回答を通して、作品の中では表現されていない想いも知ることもでき、試写会で観ることができてよかった。

映画の主人公たちは罪の意識を持ったまま生きていくことを決めた。人は誰しも大なり小なり、罪を抱えている。罪に対して罪悪感を感じる理性と生きたいと想う本能、どちらも持って日々を生きていく。それが人間の強さであり、美しさであると思えた。