ゆれる木

アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版のゆれる木のレビュー・感想・評価

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リマスター版でも“色褪せない”画だった。時代の色で誤魔化したりなんかしていないカメラだったんだろう。
思えば90年代に、戦中の色や気迫をそのまま再現することはどれ程に難しいことか。
心の中の色を映しているのだ。

梯子で産まれて、結婚して、成人してから始めて月を見て、太陽を見て、川を泳ぐ人生の高鳴り。

水面を渡る大きな動物。

もう一度見返せば、生命の力強さに溢れた作品でもある。

演劇も、ドラマを、壊すのだ。

人生最初の殺人を。

許し、忘れないことは歴史で最も大切なこと。

ラストシーンは今回の鑑賞では、悲しさを大きく感じた。
ゆれる木

ゆれる木