ShotaOkubo

アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版のShotaOkuboのレビュー・感想・評価

5.0
映画とは時間との闘いである。時間をどのように自分のほうへ引き寄せ、同時に、引き寄せた時間がことによったら自分から離れていくかもしれないという危惧もあるところに、映画の困難があり、同時に映画の魅力があるとも思う。エミール・クストリッツァは、この困難と魅力に彼の題材とスタイルを完全に透かし模様にすることに成功している。単に面白いだけではなく、ある意味で、語ることの意味が擁護されている。だから惹きつけられるわけだ。
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