f氏

青春18×2 君へと続く道のf氏のレビュー・感想・評価

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)
4.9
優しくて切なくて感動する映画で、
素敵な気持ちになった。
青春ってタイトルにあるけど、青春がとっくに過ぎた大人世代の方々にも刺さると思いました。全世代におすすめ。

生きる上で他人に優しくすることの大切さ、その優しさゆえに自分が優しくされる、愛されるってことを教えてくれる映画。


ここからネタバレ含みます。
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ラストの終わり方が良かったな。
ただ悲しい王道な展開だけで終わるんじゃなくて、優しい人に出会い、アミの本当の気持ちを知った36歳のジミーが、苦しく、憂鬱な後悔にサヨナラして前を向いて歩き出すという終わり方が良かった。
今しかない進んでいってしまう時間とか大切な人を大事にしようって思った。

あとこの映画、とにかく18歳の愛おしいシャイ少年のジミーが良すぎた。シャイで落ち着きなくて手パタパタしたり、好きなタイプ真逆だねってって言われてカタコトの日本語で拗ねてたり、スラダンのセリフのところとかめっちゃ愛おしい。シャイで落ち着きのない18歳にしか見えない。
あの演技があったからこそ36歳の時の心を失って憂いてる大人の感じが対比になって心に刺さった。登場人物も素晴らしい。

清原果耶さんの演技も表情や仕草、セリフの言い方なども素晴らしかった。あと可愛い。



結論、ここ数年の映画で一番好き。
f氏

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