湯

青春18×2 君へと続く道の湯のレビュー・感想・評価

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)
3.8
2人の青春を初めて目にするのに、私自身が経験しているみたい。普段こういう作品はまったく観ないからめちゃくちゃ苦しかったけど、2人が笑うシーンで自分も笑って、泣くシーンで自分も泣いて、楽しかった!

南国育ちのジミーと雪国(福島)育ちのアミ。たくさんの違いがあるから、お互いを知ろうとする。長野県の飯山線から見える銀世界はジミーと一緒に感動した。

18歳から36歳を演じ分けられる役者はシュー・グァンハンさんくらいしかいないのでは……。18歳の子どもで無邪気な雰囲気と、世の中の辛いこともたくさん知ってる36歳の目線。彼の人生が表情に滲み出ていて「演技上手い!」とも思わないくらい自然だった。

スラムダンクとかミスチルとか『Love Letter』とか、日本人ならみんな知っている名作が出てくる。20代の私にも刺さったけど、2006年前後に18歳だった人々の心に響く作品だと思う。
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