18年前の台湾。
カラオケのバイト店員・ジミー(シュー・グァンハン)は日本からやってきたバックパッカー・アミ(清原果耶)と出会う。
時は流れ、現在。
ゲーム会社の代表を解任させられ、途方に暮れていたジミーはアミの故郷である日本・福島県へと向かう。
そこで出会う人々や大地を目にして、アミとの思い出が蘇っていく...
藤井道人監督作品は個人的に当たり外れが激しい。
『最後まで行く』『ヤクザと家族』は好きだが感動路線の『余命10年』『パレード』は苦手。
その感動路線っぽい本作を鑑賞するに当たってかなりの抵抗があったが、ロードムービーとして完成度が高すぎる。
台湾の街並みと福島の雪景色があまりにも美しく、インドアな私も旅に出たくなった。
主演2人が素晴らしいのはもちろんのこと、ある種2人を繋げる役割を担う神戸出身の店長が良かった。
ジミー(18)の無邪気で夢見がちな子供っぽさとジミー(36)の人生に疲れ切っているおじさん感の演じ分けが凄い。
アミ可愛すぎてそりゃ惚れるわ。
